4月の休日のゆるゆるカフェで気づいた認知症対策に役立つかもしれないお話と情報

 みなさんこんにちは。品川区で若年性認知症の夫アキラと暮らすミホ(50代・女性)です。先月4月16日に第7回「休日のゆるゆるカフェ」を喫茶いばしょさんにて開催しました。

この日、いくつも気づきを得るお話を伺えたので、こちらに記載したいと思います。(今回長文です)

<目次>

1.アラウンド90歳ミュージシャンのある日の冒険と彼を助けたこと。

2.三橋さんの幻視イラストを待ちながら

3.イラストレーター・介護士 高橋恵子さんのスケッチブック

4.毎日新聞WEB「オリンピアン、認知症になる」認知症希望大使 柿下秋男さんの連載


1.アラウンド90歳ミュージシャンのある日の冒険と彼を助けたこと。

 さて、通常のゆるゆるカフェは参加者の簡単な自己紹介から始めているのですが、今回はアラウンド90歳のミュージシャン杉江健介さんのカントリーミュージックコンサートから始まりました。それもたまたま店内にいたほかのお客様のリクエストから。なかなか良いかんじのゆるゆるさ。

 この日の2日前、朝早く目覚めた杉江さんは、「いい天気だから残雪の谷川岳を見に行こう」と電車に乗り、JR土合駅に降り立ち、登山口までトレッキングして、雪の一ノ倉沢を見てきたそうです。なんという行動力! 若いころから各地の山を歩いてきた杉江さんだからできることかもしれませんし、認知症の家族を持つ立場の私は、この真似を推奨することはできませんが、このフットワークの軽さと行動力を見習いたいです。

 杉江さんは、若いころは人のかかわりを積極的に持つほうではなかったそうです。でも音楽やトレッキングという趣味を綿々と続けていて、それが90歳近くになった今、多くの人との出会いを生んでいるそうです。「趣味に助けられた」とおっしゃる姿が印象的でした。杉江さんのようにプロでなくても何か趣味を続けておくといいなあと思いました。

2.三橋さんの幻視イラストを待ちながら

レビー小体型認知症を持つ三橋昭さんは、ゆるゆるカフェ開始当初からお世話になっています。ご自身の幻視の記録をまとめた本「麒麟模様の馬を見た 目覚めは瞬間の幻視から(メディア・ケアプラス刊)」は読みやすく且つ興味深く、とても勉強になりました。そして幻視のイラストがかわいい! つい「最近もイラスト制作は続けているのですか?」と聞いてしまいました。

 ところが「最近はあまり幻視を見なくなった」そうです。幻視が現れるのは寝起きのタイミングが多いそうですが、「最近はまずトイレに行くことに集中しているからかな」とのことでした(朝のトイレは中高年以降は誰しもの課題ですね)。よいのか悪いのか・・・? よいのかな?

 三橋さんの幻視イラストは、三毛猫のたまちゃんとかランニングするヤギさんとかかわいいものが多いのですが、レビー小体型認知症の方が見る幻視は怖いものも多いそうです。三橋さんのように記録をつけることは、幻視を認識して整理でき、対策することになるのかなと思いました。なかなか思うようにはいかないかもしれませんが・・・

3.イラストレーター・介護士 高橋恵子さんのスケッチブック

 幻視イラストについての思いつきを話したところ、イラストレーターで介護士、アートワーカーの高橋惠子さんが「思い当たることがあります」とおっしゃいました。高橋さんは普段から小さなスケッチブックと画材を持ち歩いるそうです。例えば道で急に声をかけられるととてもドキッとすることが多いそうで、そのときの気持ちをスケッチブックに描いているうちに「ドキッ」の度合いが軽くなっているかも、とのことでした。

 聞きかじりですがマインドフルネスの方法に「ジャーナリング」というものがあります。簡単にいうと日記のようなものを書くことにより、ものごとを整理でき、瞑想のように自己を落ち着かせることができる、って感じですが、高橋さんのスケッチブックの記録や、三橋さんの幻視イラストにもこのような効果があるのかな、と思いました。(このヘン素人なので、突っ込まないで、適当に読んでください。)

 ずうずうしくも高橋さんのスケッチブックを見せていただきました。ご本人いわく「適当な落書き」ですが、素人から見ると素敵なアート! 私もスケッチブック療法(?)を真似してみようかなと思いました。(夫アキラがやってくれるといいなあと思うのですが、難しいかなあ。本人が「芸術的なセンスない」と言っているし。。。)

4.毎日新聞WEB「オリンピアン、認知症になる」認知症希望大使 柿下秋男さんの連載

 毎日新聞 記者の銭場さんも、ゆるゆるカフェ開始当初からお世話になっている方です。厚生労働省の認知症本人大使「希望大使」を務められている柿下秋男さんの人生をつづった銭場さん執筆の連載が4月から開始されました。柿下さんとは品川区老人福祉課の事業で知り合い、縁あって仲良くさせていただいています。
 柿下さんはモントリオールオリンピック(1978年)に出場したオリンピアン。認知症はどなたにも起こりうること。もう一度明るさを取り戻して、前向きにご夫婦でいろんな活動にトライされている姿に私たちも励まされています。記事のリンクをお知らせします。

(会員向けの記事になりますが、途中までどなたでも読むことができます)

 以上、4月の「休日のゆるゆるカフェ」での気づきをつらつらと書きました(整理されてない長文でごめんなさい)。加齢や認知症に悩むみなさんの気持ちが、少しでも軽くなりますように。お読みいただきありがとうございました。

 また次回5月の「休日のゆるゆるカフェ@いばしょ」は5月21日を予定しています。

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